『6月の募集開始後は社台Fで夜間放牧を行いながら、夏後半より開始する予定の騎乗馴致に備えていましたが、7月下旬になってトモの歩様が乱れる事態となりました。当初は一過性のものとみて、放牧制限を行いながら様子をみてきましたが、少しずつ歩様は悪化をたどっており、一向に改善が認められません。ここまでの経過をみてきた社台F獣医師の説明によれば、頸椎の異常に起因する腰萎(ようい)を発症している可能性が高いという見解が示されました。腰萎とは俗に「腰フラ」とも呼ばれており、競走馬にとっては致命的な症状です。このような状況では今後競走馬として調教を進めていくことは難しいといわざるをえないことから、牧場サイドと慎重に協議を重ねた結果、皆様との出資契約を解除のうえ、競走馬としての運用を断念する結論に至りました。会員の皆様にとりましてはまことに残念なことと存じますが、本馬の置かれている厳しい状況をご理解いただき、なにとぞご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、会員の皆様へは今後の手続き等を含めた詳細を書面にして、本日8月15日(水)に郵送させていただきます。』
ここで運用終了となりました。まさかの事態にただただ残念です。